第238回笑例会を下記の要領で開催いたします。
【日時】
2022年12月18日(日)13:00~15:50(受付開始 12:30~)【会場】
金城学院大学 W2号館-106教室【所在地】
名古屋市守山区大森2-1723【交通】
名鉄瀬戸線 大森・金城学院前駅から 徒歩5分-急行・普通とも停車 急行なら栄駅から 約15分-
【地図】
下図参照※クリックすると地図が拡大します。
【プログラム】
1.TVシリーズ『てなもんや三度笠』第4回(1967)13:00~14:10
ご存知、視聴率65%を記録した伝説のお化け番組が笑例会のスクリーンによみがえります。本日ご覧いただくのは第293話「鳴海の別離」と第294話「熱田の絵師」の2編。出演は藤田まこと、白木みのる、財津一郎ほかおなじみの面々。非常に貴重なビデオでの上演、プロデューサー澤田隆治氏の解説付です。
2.講演 アイルランド国立大学コーク校講師 Till Weingaertner (ティル・ワインゲルトナー)氏
「やっぱり漫才が面白い!――私から見た日本の話芸」 14:20~15:50
私が初めて漫才と出会ったのは、20年ぐらい前のことだった。ベルリン自由大学で日本学を勉強し、一年間日本に交換留学していた時だった。研究テーマが「日本のユーモア」であったこともあり、若手芸人ライブを見に行った。早口の日本語の話芸で、わからなかったことも多かったが、漫才師が生み出す言葉のリズム、お客さんの反応など、その魅力に打たれてしまった。その後、私は夢路いとし・喜味こいしの漫才コンビを研究課題とし、大阪に留学しているときには自分でも漫才コンビを組んで、博士論文はやはり漫才が中心だった。ヨーロッパの大学で学生に漫才を教えてきたが、最近はネットフリックスでも字幕付きで日本のお笑い番組が見られるようになったので、今の学生と私の学生時代ではやはり学生の知識量が違う。今回は、日本笑い学会の皆さんに、私から見た漫才について、そして私が20年以上研究してきた面白いコンビやその笑いの要素についてご紹介するとともに、漫才について楽しく一緒に考えていきたいと思う。
〔プロフィール〕Till Weingaertner (ティル・ワインゲルトナー)
1979年ドイツ生まれ。ベルリン自由大学卒業後、東京大学・関西大学等に留学、現在、アイルランド国立大学コーク校講師。哲学博士。専攻:日本学。日本人相方とMー1に出場、落語もこなす。『MANZAI』等の著書あり。
【参加費】
会員:無料一般:500円